1925年東京で生まれる。1946年、ギターを小原安正に師事。その後、第2回全日本(現東京国際)ギターコンクルールで2位入賞。1951年、大沢ギター音楽研究所を創立。1959年、東京で第1回リサイタルを開催し、同年、30年ぶりに来日したアンドレス・セゴビア歓迎会で演奏。1960年、外務大臣藤山愛一郎氏の推薦及び、スペイン政府奨学金を得て、スペイン王立マドリード音楽院に入学し、巨匠R.S.デ・ラ・マーサに師事する。1962年同音楽院を優秀な成績で卒業。東洋人として初めてのマドリッド王立音楽院ギター教授認定書を授与される。その間、ホセ・ルイス・ゴンザレスの自宅に同居し、親交を深めながら、スペイン政府国際講習会で巨匠A.セゴビアのマスタークラスに2年連続で参加し、N.イエペス、J.ウイリアムス、O.ギリア、など世界トップクラスのギタリス達と共に学んだ。1963年東京文化会館・京都市民会館などで帰国リサイタルを開催。NHK「世界の音楽」を始め、民放各局のテレビにも出演。1966年、尚美音楽院ギター科教授に就任以後、12年間勤務。1969年、「日本マドリード会」(後の日本スペインギター協会)を結成。初代会長に就任。1970年、ギターにおける幼児教育の重要性を考え、日本ジュニア・ギター教育協会を設立。1983年、「第1回スペイン・ギター音楽コンクール」を開催。1986年、台湾での幼児教育の指導として、同地へ招待され、弟子3名と共に台中、台北で演奏会を行う。2000年台湾行政委員長・唐飛氏より「台湾ジュニア・ギター教育への功績」に対し感謝状を授与される。2008年日本スペイン・ギター協会主催「大沢先生ギター人生60有余年を讃えて」開催。2013年、日本スペイン・ギター協会創立40年祝賀会。第65回記念発表会と米寿祝賀会を開催し、引退を表明する。2014年3月26日永眠。